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低気圧による体調不良…それって「気象病」かも! チェックリスト&対策を専門医が解説

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最近、SNSやニュースなどで話題になる「気象病」。天候や気圧の変化で頭痛がしたり、気分が悪くなったりと様々な症状が起こる病気です。しかし、世の中に病気としての認知があまり広がっておらず、専門医も少ないため、「そもそも自分は気象病なのかを知りたい」という方もいることでしょう。

この記事では、気象病の専門医である佐藤 純(さとう じゅん)先生監修のもと、気象病のメカニズムから、自分が気象病かどうかを見極めるためのチェックリスト、対策まで詳しく紹介します。

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コラムサマリ

■なぜ、天候・気圧の変化で体調が悪くなるの?
■気象病でよく見られる5つの症状
■気象病になりやすい性別・年代は?
■天候・気圧の変化で体調を崩しやすい時期・原因とは?
・最も症状が出やすい時期は「春〜梅雨」と「晩秋」
・体調不良を引き起こす代表的な「天候要因」3つ
・体調不良を引き起こす代表的な「環境要因」2つ
■体調不良になりやすい気圧の基準値(hPa)はあるの?
■あなたは大丈夫? 気象病の可能性チェックリスト
■自分が気象病だと思ったら、何科を受診すべき?
■気象病における5つの対処法
(対処法1)客観的な症状記録を作成する
(対処法2)薬を服用する
(対処法3)マッサージ・ツボ押しを行う
(対処法4)食事・飲み物で体調を整える
(対処法5)生活習慣を改善する
■気象の変化を把握するための便利ツール
(1)スマホアプリ
(2)Twitter
■気象病の対策に日記をつけることからはじめよう

本文

なぜ、天候・気圧の変化で体調が悪くなるの?

気象病とは、気圧・温度・湿度などの気象の変化によって、体調が悪くなったり、その人がもつ慢性疾患の症状が悪化したりする病気のことです。

一般に四季の変化による寒暖差で体調を崩すことはよくありますが、気象病では季節にかかわらず、特に気圧の変化が大きく影響して、体調を崩す人が多いです。

気圧の変化を体がどのように感じ取っているかは完全に解明されていない部分もあります。しかしながら、少なくとも内耳に関係していることは研究で解き明かされています。内耳には気圧変化を感じとるセンサーがあり、そのセンサーを通じて自律神経系のバランスが崩れます。こうしてストレスに対しての抵抗力が下がることで、血流障害や筋肉の緊張が起こるため、不調が引き起こされるのです。

なお、大きく気圧が変化しなくても、体調を崩す場合もあり、むしろ、わずかな気圧変化のほうが影響しやすい人もいます

〈図〉内耳の簡略図

また、気象・気圧の変化で起こる“痛み”については、心理的な影響もあると考えられています。「天気が崩れると、体調が悪くなる」ことが繰り返されると脳が学習してしまい、条件反射で痛みが引き起こされる場合もあるのです。

このように気象病は複合的な原因が絡み合って発生しています。

気象病でよく見られる5つの症状

繰り返しになりますが、気象病は気象や気圧の変化によって体調が変化したり、その人がもつ慢性疾患の症状が悪化したりする病気です。

そのため、その人の基礎疾患によって症状が異なります。ただし、特に多くの人にあらわれる代表的な症状は“痛み”です。さらにその痛みのなかでも約60%は頭痛で、頭痛のなかでも偏頭痛が多くを占めています。

また、偏頭痛の随伴症状(何らかの症状に伴って起こる症状)に当たる、めまい、だるさ、吐き気を訴える人もいます。

よって、気象病でよくみられる症状を比率の高い順に挙げると、痛み、めまい、だるさ、眠気、吐き気となります。

ただし、上記に挙げた症状に当てはまらなければ気象病でないとは限りません。症状は人それぞれですから、このことを前提に後述のチェックリストで気象病の可能性を確認してみましょう。

気象病になりやすい性別・年代は?

1万6,000人を対象に、ロート製薬とウェザーニューズが共同で行った「天気痛調査2020」1)(佐藤監修)によると、女性の方が、“自分は天気痛(≒気象病)持ちである”もしくは“天気痛持ちだと思う”と回答する人が多いという結果が出ています。

〈図〉天気痛の自覚症状の有無

また、私自身の診療経験からいっても、女性の患者さんが多いと実感しており、天気痛・気象病外来へ訪れる方の約65%が女性です。ただし、男性の場合も潜在的な患者さんはけっして少なくないと考えられます。

天気痛・気象病外来の患者さんの平均は40歳ぐらいですが、発症しやすい年代については、統計的な結果としてまだ傾向がわかっていません

天候・気圧の変化で体調を崩しやすい時期・原因とは?

最も症状が出やすい時期は「春~梅雨」と「晩秋」

気象病の症状が出やすいのは、季節の変わり目です。具体的には、3~6月・10~11月となります。この時期は大気が不安定になり、気圧の変化が大きくなります。

特に気圧の変化が大きい時期として、梅雨を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は3月も温度・気圧の変動が大きく、体調を崩す人が一気に増加します。

一方で1~2月は気温が低いものの、大気の不安定な状態が長く続くわけではないので、気象病の症状を持つ方でも比較的体調が安定している人が多いようです。

なお、梅雨明けから8月上旬などは夏の間も気圧が安定しているため、体調が安定する人が多い傾向にあります。ただし、イレギュラーな要因として台風があり、十分に気をつける必要があります。

体調不良を引き起こす代表的な「天候要因」3つ

ここでは、気圧の変化を伴う代表的な天候要因についてお伝えします。大きな気圧の変化を伴う「台風などの大型の低気圧」と、小さな気圧の変化を伴う「大気潮汐」「微気圧変動」は覚えておきましょう。

①台風などの大型の低気圧

「低気圧」とはその名の通り、周囲より気圧が低い大気の状態を指します。この「低気圧」が気象病の方にとっては天敵となります。

特にこの代表格といえるのが、熱帯低気圧が発達して発生する台風です。夏の時期(7~9月)を中心に、日本に近づいたり、日本列島に上陸したりしやすく、急激な気圧の変化を引き起こします。

ただ、大型の低気圧は台風だけではありません。最近では、冬でも「爆弾低気圧」と呼ばれる大型の低気圧が発生することがあり、体調を崩す人が増えています。特に、日本海側で低気圧が発達することが多いため、その地域の人は大きな影響を受けることが多いです。

②1日の内で気圧が変化する現象「大気潮汐」

太陽と月の引力の影響と気温の日変化によって、気圧の変化が引き起こされる「大気潮汐」も、気象病の症状が発生する原因のひとつです。

大気潮汐は、1日の中で気圧の上がり・下がりを繰り返す現象です。朝9時に気圧が上昇、昼3時に下降し、夜9時に上昇、朝3時にまた下降します。この変化の幅が通常よりも大きくなる時に、症状が発生してしまうことがあります。

〈図〉大気潮汐による気圧の変化

③遠くの低気圧の影響などで生じる「微気圧変動」

3つ目の微気圧変動とは、大気潮汐よりもさらに小さな気圧変動のことを指します。

低気圧が遠くから近づいてくる時や、積乱雲が発生した時に、気圧が微細に変動します。たとえば、低気圧が日本海側で発生した際に、少し離れた関東・東海地方でも微気圧変動が起こることがあります。

気圧の変化量としては1hPa以下で継続時間も短いですが、このような小さな変化でも影響を受けてしまう人もいます。

体調不良を引き起こす代表的な「環境要因」2つ

気象病と言われていますが、気象の変化ばかりが体に影響を与えるわけではありません。気圧の変化が要因となるため、日常生活における環境要因も体調を左右することがあります。

①高層ビルなどの昇降運動

そもそも気圧は標高によっても変化します。標高が高いと気圧は下がり、標高が低いと気圧は上がります。登山では数百~数千mの標高差があるので、体は急激な気圧変化を受けることになります。

これと同じようなことが、日常生活でも起こることがあります。たとえば、40階建ての高層マンションの最上階の場合、地表から約150mの高さがあり、地表と比べると18.5hPaの気圧差があるのです。オフィスや住居がこのような高層階にある方が上り下りをすると、気圧の変化を受けて、体調に影響が出てしまうことがあります。

〈図〉日常生活で起こる気圧の変化

②新幹線による移動・トンネル通過

日常生活の中で、新幹線に乗車する際にも気圧の影響を受けることがあります。そもそも時速300km/hという物凄いスピードで走行するため、出発地点と到着地点の天候が違う場合、体は急激な気圧変化を感じることになります

また、トンネルを通過する時にも先頭や後方車両では、急激な気圧変化が起こります。この時の気圧差は最大で30hpaにも達し、小型の台風と同程度の規模になります。

体調不良になりやすい気圧の基準値(hPa)はあるの?

気圧の変化による体調不良が引き起こされるのなら、天気図で表示される数値を気にする方もいることでしょう。しかし、一般的に不調になりやすい気圧の基準値、というものは決まっていません

統計的な資料を参照すると、動物実験では5hPaの変化で痛みと自律神経系に影響が出ること、人体には6~10hPaの変化で偏頭痛が悪化するとの結果が出ています2、3)

しかし、50Pa(0.5hPa)ほどの小さな気圧のブレで影響を受けてしまう人がいるのも事実です。

ニオイや味などにも言えることですが、人によってモノの感じ方は様々です。数値を基準にするのではなく、どのようなタイミングで体調が悪くなるのか、自分の体調をよく観察し、そのパターンを見つけることをおすすめします。

参考文献

2)Megumi Funakubo, Jun Sato, Kouei Obata, Kazue Mizumura:The rate and magnitude of atmospheric pressure change that aggravate pain-related behavior of nerve injured rats ,Int J Biometeorol 2011 May;55(3):319-26.

3)Hirohisa Okuma , Yumiko Okuma , Yasuhisa Kitagawa:Examination of fluctuations in atmospheric pressure related to migraine , Springerplus . 2015 Dec 18;4:790.

あなたは大丈夫? 気象病の可能性チェックリスト

ここまで気象病の特徴や症状を見てきたところで、あなた自身が気象病なのか、下記の項目をチェックして確認してみましょう。チェック数が多ければ多いほど、気象病の可能性が高いと言えます。「なんとなくの不調に悩まされていたけれど、実は気象病だった」ということもあるかもしれません。

〈表〉気象病のチェックリスト

1.気圧変化への敏感さ

□天気の変化に敏感で、雨が降ることや気圧が変わるのがなんとなくわかる
□新幹線や飛行機に乗った時に、耳が痛くなりやすい
□乗り物酔いをしやすい
□よく耳鳴りがする
□耳抜きが苦手

2.天気の影響の受けやすさ

□「台風が来る」というニュースが、妙に気になる
□気分の浮き沈みが、天気によって左右されることがある
□春や梅雨の時期など、季節の変わり目に弱い
□暑い時期にはのぼせやすく、寒い時期には冷えを感じやすい
□雨が降る前に、眠気やめまいなどを感じることがある
□雨が降る前に、頭が痛くなることがある

3.気象病のなりやすさ

□肩がこりやすい
□首を痛めたことがある
□過去に大きなケガをした経験がある
□偏頭痛もちである

「1」のチェック数が多い場合、内耳が敏感だといえるでしょう。また、「2」のチェック数が多い場合は、天気の影響を受けやすく、「3」のチェック数が多い場合は、気象病の症状が出やすい身体的要因を持っている可能性が高いことになります。

何個以上であれば要注意、といった基準を定めることは難しいですが、少なくとも自分の体の特徴を把握することができますので、ぜひ試してみてください。

自分が気象病だと思ったら、何科を受診すべき?

気象病の代表的な症状は頭痛ですが、そもそもはその人の基礎疾患に応じて症状が変わります。そのため、新規で特定の診療科を選んで受診するのではなく、原則的に自分の基礎疾患を把握している「かかりつけ医」に相談する方がいいでしょう

ただし、気象病は医学的なエビデンスがまだまだ少ない病気です。そのため、医師の中にも気象病に懐疑的な方がいますし、専門的に勉強した経験のある医師は多くありません。場合によっては、「天気が悪くなると体調が優れないのですが…」と相談しても、「気のせいだから」と言われてしまう可能性すらあります。

そのため、かかりつけ医に相談する際には、次項に紹介するように症状記録をつけて、客観的な事実を示しながら相談するとよいでしょう。

なお、かかりつけ医以外で、強いておすすめを挙げるとすれば、漢方内科など漢方を扱うことに慣れている病院やクリニックに受診するとよいでしょう。東洋医学にはもともと「気象の変化によって体調は変わる」という考え方があり、昔から気象病に該当する症状に使われていた薬もあります。気象病を理解してもらいやすいのです。

気象病における5つの対処法

ここからは、自分は気象病だと自覚したら実践してほしい対策についてご紹介します。

(対処法1)客観的な症状記録を作成する

自分が天気の影響を受けていることを把握し、客観的に示せるようになることが、対策の第一歩です。具体的には、天候と体調がどのように関係しているかを、日記やグラフにまとめて記録しましょう

私の診察を受けた患者さんにも、必ず1カ月程度の期間、日記を書いてもらいます。これによって、本当に天気の影響で体調が悪くなっているのか確証を得られるのに加え、どんなタイミングで体調が崩れるのかを把握できるようになります。

日記をつける時には「天気」「気圧」「体調の変化などの日記」「痛み」「運動」「睡眠」の6つの要素を設け、できるだけ細かく記載するようにしましょう。1日の中で気圧・温度が変化することもあるので、タイミングは自由ですが、午前・午後の2回のように、複数回記録を残すことをおすすめします。

〈図〉症状記録の例

(対処法2)薬を服用する

①症状緩和のための都度服用:抗めまい薬

気象病の症状は内耳への刺激が原因であると考えられます。そのため、内耳の感受性を和らげる作用のある薬、具体的には抗めまい薬を使用します。

代用品として市販の酔い止めの薬も考えられますが、内耳に作用しない成分で作られている薬や、眠くなってしまう薬、また何度も飲むと効きが悪くなってしまう薬もあります。そのため、病院で処方された抗めまい薬を使用するのがよいでしょう。

抗めまい薬を飲むタイミングは、痛みがあらわれる前が良いでしょう。自分の体を注意深く観察すると、痛みが出る前に何らかの予兆があることがわかってきます。たとえば、「あくびが出る」「軽い吐き気が起こる」などです。また、予兆が見つからない場合でも、記録をもとにすれば、「天気が崩れる時は体調が悪くなりがち」など、自分の気象病のパターンに合わせて飲むことができます

②症状緩和のための都度服用:痛み止めの薬

気象病の大きな症状のひとつである痛みが出てしまった場合は、痛み止めの薬を服用しましょう。薬の効き目が悪くなることを心配して、痛みを我慢する患者さんがいますが、わざわざ辛い思いをする必要はありません。

飲むタイミングは、痛みが出始めた時が良いでしょう。薬の特性上、痛みが強くなってからでは、効果が弱くなってしまう場合もあります。また、痛みが出る前には服用しないようにしてください。常用すると、薬に依存してしまう恐れがあります。

③体質改善のための服用:漢方薬

気象病の症状が出にくい体質に変えるため、漢方薬を継続して服薬することもひとつの手です。

むくみをとって水分代謝を良くする「五苓散(ごれいさん)」「柴苓湯(さいれいとう)」「半夏白朮天麻湯(はんげびゃくじゅつてんまとう)」などが代表的です。

市販でも販売されていますが、体質に合わないと症状が悪化することがあるので、医師や薬剤師に相談して処方してもらいましょう。

(対処法3)マッサージ・ツボ押しを行う

気象病の症状の緩和には、内耳の血行を良くすることや自律神経に働きかけることも効果的です。マッサージやツボ押しは手軽に行えるのでおすすめです。

ここでは簡単にできる3種類の方法を紹介します。できれば習慣化すると良いでしょう。

■くるくる耳マッサージ

■つぼ押し①「内関(ないかん)」

■つぼ押し②「厲兌(れいだ)」

(対処法4)食事・飲み物で体調を整える

気象病の症状を出にくくするためには、食事も大切です。すぐに症状が緩和する、という即効性がある食物はありませんが、自律神経を整えるために、ビタミンB・亜鉛・マグネシウムを摂りましょう。貧血だと気象病が悪化することもあるので、女性の方は特に鉄分を摂ることも大切です。

また、むくみを取ってくれる、利尿作用のあるカフェインが含まれている飲み物や緑茶も良いでしょう。ただし、体を冷やしてしまうこともあるので、飲みすぎには注意しましょう。夜から朝にかけて気圧がグッと下がる日には、むくみの原因になるアルコールを控えることも大切です。

1日3食正しいリズムでバランスよく食べる、旬の食材を積極的に摂るなど、根本的に良好な食生活も意識してください。

(対処法5)生活習慣を改善する

生活習慣を整えることも大切です。基本は、規則正しい生活リズムをつくるための早寝早起きです。しかし、忙しい方の中には、早寝をするのが困難な人もいるでしょう。もし睡眠時間を十分に確保できないのであれば、寝る前にスマホを使わないなどして、睡眠の質を上げることを意識してください。

気象病の最も多い症状は偏頭痛ですが、そもそも偏頭痛が起こる原因があるはずです。根本原因を絶たない限り、気象病の影響以外にも様々なシーンで影響が出て、生活のパフォーマンスが落ちてしまいます。

休む時は休み、活動をする時は活動する。日頃の生活を正して自律神経を整えることこそが、気象病の改善に繋がります。

正しい生活リズムをつくるには、質のよい睡眠が不可欠です。下記記事では、効率よく睡眠の質を上げる方法を医師が徹底解説。「なかなか眠れない」という方はぜひご覧ください。

気象病の対策に日記をつけることからはじめよう

「なんとなく体調が悪い」という原因が、実は天気の影響だったということはよくあります。自分の体調に不安がある方は、まずは天気の影響を受けているのかどうか、日記などをつけて客観的に確認してみましょう。

自分が天気の影響を受けていると分かるだけでも、原因がわかって安心できますし、医療機関・家族・上司・先生などに体調不良の原因を明確に示せるようになることもメリットです。

残念ながら、気象病は自覚している人が少なく、科学的根拠を示すデータもまだまだ十分ではない病気です。だからこそ、周囲から「(その体調不良は)気のせいだ」と決めつけられ、傷ついている人もいます。しかし、この病気に悩まされている人が根拠を提示して「気象病という病気がある」ことが認識されていけば、住みやすい世界に変わっていくはずです。自分に合った気象病の対策を行うことで、みんなで乗り越えていきましょう。

この記事の執筆協力

執筆者名

佐藤 純(さとう じゅん)

執筆者プロフィール

医師。愛知医科大学医学部客員教授、中部大学大学院生命健康科学研究科教授、名古屋大学医学部非常勤講師。日本で最初に気象病外来・天気痛外来を立ち上げ、30年以上にわたり、気象と痛み、自律神経との関係を、動物実験や臨床実験で本格的に研究。2020年3月株式会社ウェザーニューズと「天気痛予報」をリリース。愛知医科大学病院痛みセンターと東京竹橋クリニックで気象病・天気痛外来を開設。近著に『まんがでわかる天気痛の治し方~気圧による不調をズバッと解決~』。

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